ENGAGEMENT

エンゲージメント

エンゲージメントとは
エンゲージメントとは、『組織に対する自発的な貢献意欲』や『主体的に仕事に取り組んでいる心理状態』を表したものです。エンゲージメントが高い組織は、会社が目指している方向と自分がやりたいことのベクトルが合っている状態とも言えます。エンゲージメントが高まるとメンバーの生産性や定着率も高まり、企業の収益向上にもつながっていきます。

これまでよく調査された従業員満足度は、どれだけ会社に満足しているかを表したものです。主に、職場環境や給与、福利厚生、人間関係などが尺度にあがってきます。これらの要因は、不満足な状態を解消すること(マイナスをゼロにすること)はできても、満足な状態をつくること(プラスをさらにプラスにすること)には必ずしもつながりません。ですから従業員満足度は、一定の水準を超えると企業の収益性や生産性との相関関係が見られないケースが多いです。

エンゲージメントを構成する要素は、ワーク・エンゲージメントと従業員エンゲージメントになります。ワーク・エンゲージメントとは、主体的に仕事に取り組んでいる心理状態のことであり、仕事と個人とのポジティブな関係性を表しています。従業員エンゲージメントは、組織に対する自発的な貢献意欲のことであり、組織と個人のポジティブな関係性を表しています。
働き方改革や100年ライフに突入するなか、今後ますます、組織におけるエンゲージメント向上への取り組みが重要な戦略になってくるでしょう。

エンゲージメントで実現できること
企業は人なりということは、ずっと言われ続けていますが、「採用できない」「なかなか定着しない」「指示待ち族が多い」「モチベーションが低い」など、人に関する課題はますます増えてきています。具体的になにから手をつけていいのかわからない状況のまま、やみくもに施策を打つのではなく、まずは自社(自部門)のエンゲージメントを測定し、組織の現状をつかまれてみてはいかがでしょうか。

私たちは、エンゲージメントを向上させる社会の実現に向けて、ビジネスパートナーである株式会社アトラエさんのwevoxというシステムを活かした組織開発の支援を推進しています。まずは組織のエンゲージメントのレベルを具体的に数値化することにより、感覚的にしかつかめていなかった組織の実情を見える化していきます。エンゲージメントの測定にあたり、次の9つの項目をキードライバーとして掲げています。

職務
やりがいを感じているか?
裁量は与えられているか?
自己成長
成長の機会はあるか?
フィードバックはあるか?
健康
ストレスはあるか?
疲労感はあるか?
支援行動
上司からの支援はあるか?
同僚からの支援はあるか?
人間関係
上司との関係性は?
同僚との関係性は?
承認・期待
上司から承認されているか?
同僚から承認されているか?
理念・戦略・事業
ビジョン・方針への共感は?
会社(経営陣)への信頼は?
組織風土
部署間での協力体制は?
挑戦する文化があるか?
制度・待遇・環境
職場環境は働きやすいか?
ワーク・ライフ・バランスは?

生態系のような一貫性のある仕組みづくり
主にビジネスシーンでengagementという言葉は、「絆」や「関係の深まり」といった意味で使われるケースが増えています。顧客とのエンゲージメントは、これまでもマーケティングやブランディングの分野でよく語られてきました。従業員とのエンゲージメントについては、働き方改革からの流れでここ最近になってようやく注目され始めています。しかしながら、人こそが企業であるならば、いささか従業員との絆に着目するのは遅かったような気もします。従来のプラミッド組織一辺倒ではなく、ホラクラシーやプロジェクトベースの組織形態も出現し、今後はますます組織のあり方自体も問われてきます。

従業員エンゲージメントで従業員と組織や仕事の絆について、定期的に確認して組織の実情を把握することで働きやすく、そして、働きがいのある組織に近づいていきます。そのような組織は、主体性を発揮する人が育ち、マイクロマネジメントにとらわれることなく組織運営がなされ、新たな事業を生み出していきます。それは生態系のような絶妙なバランスを保ちながら人材開発・組織開発・事業開発を同時に推進していくことになります。

当たり前のことですが、エンゲージメントの定点チェックは、あくまで組織の実情を表す鏡であり、見える化して終わりではありません。結果に基づき現状を打破していく施策を立て、実行してくことでしか組織は変わりません。さらにもう一つ加えると、顧客や従業員とのエンゲージメントだけでなく、自分自身とのエンゲージメントを高めることも必要ではないでしょうか。自分との約束を守ることができない人に、組織や顧客との絆を構築できるはずがありません。

MIRACREATIONでは、エンゲージメントを導入する際に、セルフマネジメントの仕組みづくりも同時に推進しています。一人ひとりが自由と責任のバランスを維持するために、自ら考えて行動できる人材が育つ場づくりを行い、人材開発と組織開発を支援しています。また、制度面の必要性がある組織は、エンゲージメントの向上につながる人事制度の構築も行なっています。経営者や人事の責任者の方々のなかには、組織の実情に目を向けることに恐れを抱かれるケースもありますが、エンゲージメントの結果は単なる出発点であり、結果に一喜一憂する必要は全くありません。大事なことは、そこから組織と個人の未来につながる実践を続けていくだけです。一人ひとりの違いを尊重して、共に成長しあえる関係性に基づいた成長実感にあふれた組織づくりの旅路へ出発しましょう。

MIRACREATIONでは、1社1社の状況を理解したうえで、社内で継続運用していける仕組みづくりに一緒に取り組んでいます。コンサルタントというよりも共創パートナーという位置づけでお客様と正対しています。まずはお気軽にご相談ください。